「豆」は小粒だけど大きなパワーがつまっています。
活性酸素を除去し、がん予防、動脈硬化予防、心臓病予防、免疫増強、抗アレルギー、血管の保護など多彩な機能性をもって、生活習慣病を予防する働きがあります。
日本人に不足しがちな4つの大きな栄養素を効率よく補給します。
資料提供:財団法人 日本豆類基金協会
あずき「あ」は「赤色」、「つき」「ずき」は「溶ける」の意味があり、赤くて早く軟らかくなることから「あずき」になったとされている。他には「崖崩れ」「崩れやすい所」を「あず」「あづ」といい、煮くずれしやすい豆から名付けられた説と「赤粒木(あかつぶき)」が転じてあずきとなったとする説もあります。 |
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大納言「煮ても皮が腹切れしにくいことから、切腹の習慣がない公卿の官位である大納言と名付けられた」ともいわれます。江戸時代には「大納言」より小粒で「中納言」「小納言」と名付けられた品種もあり、現在も一部地域に残っています。 |
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ささげ大角豆とかいて「ささげ」とよみます。あずきに似ているが、へその周りが黒い輪模様で、豆の端が少し角ばっていることから付けられた。この他、莢を牙に見立てて「細々牙」といったり、莢が物を「捧げる」ように上を向いていることに由来する説もあります。 |
参考文献「豆類百科」日本豆類基金協会発行
野菜として青まめの頃に収穫し、油炒めにしたり、単独で塩茹でにして食べます。
また、乾燥豆を穀物として煮豆や炒り豆、菓子類、味噌の材料として利用されています。
紀元前1000年頃のマヤ文明やアステカ文明からカカオの栽培が始まったとされています。 現在のメキシコのユカタン半島あたりの低地です。
古代メキシコではカカオは「神様の食べ物」といわれていました。16世紀初め頃、アステカの皇帝モンテスマは不老長寿の薬として黄金のカップで1日に50杯ものチョコラトル(チョコレートのこと)を飲んでいたといいます。今とは違って、カカオ豆をすりつぶしたドロドロしたものだったそうです。
1519年メキシコに遠征したスペイン人のフェルナンデス・コルテス将軍は皇帝にチョコラトルをご馳走になり、その効用にビックリ。貨幣の役割もしていたことも伝えられています。戦利品と一緒にカカオとチョコラトルを持ち帰りましたが長くスペイン王室門外不出とされていました。17世紀にスペインの王女がフランス王室に嫁いだことからヨーロッパに広がり、砂糖を入れてかためる現在のチョコレートができていきました。
スペインにカカオが伝わってから約300年後、オランダ人のヴァン・ホーテンが1828年カカオに含まれるココアバターを搾り取ることに成功。
資料提供:日本チョコレート・ココア協会